今回は、アイスクリームに使われている残念な添加物とおすすめの無添加アイスクリームをご紹介していきます。
暑い夏はもちろんのこと、1年を通して売り上げのあるアイスクリームですが、そんなアイスクリームにも、残念ながら食品添加物や気になる原材料が使われているものがあります。
子供だけでなく、大人も好きな人が多いアイスクリームだけに、知っておいて損はない情報ですので、気になる方は最後までご覧いただけたら幸いです。
アイスクリームに使われる残念な添加物
こちらは、大手メーカーのアイスクリーム(ラクトアイス)の原材料です。
この中で「乳化剤」以降に書かれているのが食品添加物になります。
乳化剤
はじめにご説明する残念な添加物は「乳化剤」です。
乳化剤は、水と油のように混じり合わないものを、均一に混ざりやすくするために使われる食品添加物です。
アイスクリームのほか、パンやお菓子・コーヒー飲料、ソーセージやドレッシングなど、多くの食品に利用されています。
乳化剤は、化学合成された乳化剤と植物原料から作られた乳化剤に分類されます。
化学合成された乳化剤は、次のとおりで、
- グリセリン脂肪酸エステル
- ソルビタン脂肪酸エステル
- プロピレングリコール脂肪酸エステル
- ショ糖脂肪酸エステル
このうち、「ショ糖脂肪酸エステル」は、奇形や染色体への異常が指摘されており、妊婦は控えることが望ましいといわれています。
また、植物原料から作られた乳化剤の大豆レシチンは、アレルギー反応が起きる場合があることや、遺伝子組換えの大豆を使用していることが指摘されています。
乳化剤は、一括表示が認められている食品添加物です。
大豆レシチンなどを含む食品などは、「レシチン(大豆由来)」・「乳化剤(大豆由来)」などと表記されていますが、原則として、化学合成された乳化剤などは、複数の成分を使っていても、「乳化剤」と一括して表示することができるため、消費者にはどの成分を使用しているのかは知ることができません。
香料
続いての残念な添加物は「香料」です。
香料とは、その名のとおり、食品に「香り」をつけるために使用される添加物です。
香料を使い、食品に香りをつけることで、より美味しく感じられるようになります。
果汁が少ないジュースでも、香料によって、香りを演出できるので、その分、価格を抑えることができるという製造側のメリットもあります。
香料は、次の2種類に分類されます。
- 自然界の動物や植物から得られる成分の「天然香料」
- 人工的な化学反応によって作られた「合成香料」
合成香料は、天然香料よりも安定的に大量生産ができるため、一般的に使われている香料は合成香料の割合がとても高くなっています。
合成香料の種類はとても多く、よく使われているものだけでも500種類ほどあります。
例えば、いちごであれば、酢酸エチルにリナロールなど、その他、何種類もの成分を組み合わせることで、天然のイチゴのような香りを作り出しています。
そんな合成香料の中には、
摂り過ぎると胃や腎臓に影響を及ぼすものや、動物実験で毒性を示したものも含まれています。(193)
2018年、アメリカの食品医薬品局(FDA)は、アイスクリームやキャンディなどに香料として幅広く使用されている合成香料のうち次の6品目について、動物実験で発ガン性が確認されたため、使用を禁止すると発表しています。
- ベンゾフェノン
- アクリル酸エチル
- オイゲニルメチルエーテル
- ミルセン
- プレゴン
- ビリジン
日本では、ピリジン以外の5つは、そのまま堂々と使用されているのが現状です。
このように、合成香料の一部の成分には、安全性の懸念がありますが、「香料」も一括表示が認められている食品添加物なので、何十種類もの成分を配合してつくられている場合であっても、「香料」と記載すればよく、どの成分が使われているのか消費者にはわかりません。
もちろん、乳化剤も、香料も厚生労働省が認めた添加物であり、微量であれば問題ないとの意見もありますが、身体に有害な成分が含まれているかもしれないものをあえて摂る必要なんてないですよね。
香料も乳化剤も、多くの食品や加工品に使われている食品添加物なので、すべて避けるのは難しいですが、でるだけ摂取を少なくしたい添加物です。
ラクトアイスは危険か⁉
続いて、食品添加物ではありませんが、アイスクリーム類には、かなり気になる原材料が含まれています。
それが「植物油脂」です。
アイスクリーム類は同じように見えても、乳固形分などの乳成分の量によって、次のとおり分けられます。
乳固形分 | 乳脂肪分 | 植物油脂 | |
アイスクリーム | 15.0%以上 | 8.0%以上 | × |
アイスミルク | 10.0%以上 | 3.0%以上 | 〇 |
ラクトアイス | 3.0%以上 | - | ◎ |
氷菓 | - | - | - |
アイスクリームは、
乳固形分15%以上、うち乳脂肪分8%以上とされており、乳成分が最も多く含まれているので、ミルクの豊かな風味を感じられます。アイスクリームには、植物性油脂を添加することはできません。
アイスミルクは、
乳固形分10%以上、うち乳脂肪分3%以上とされており、牛乳と同じくらいの乳成分を含んでいます。アイスミルクは、植物油脂が使われることもあります。
ラクトアイスは、
乳固形分3%以上とされており、乳固形分は「アイスミルク」よりさらに少なく、多くの植物油脂が使われることもあります。
また、乳固形分3%未満のものは、アイスクリーム類ではなく「氷菓」として分類されます。果汁などを凍らせたアイスキャンデーやかき氷などがあります。
ラクトアイスやアイスミルクには「植物油脂」が使われていて、その製造過程でトランス脂肪酸が生成されるため、特にラクトアイスは食べない方がいいといわれています。
確かに、トランス脂肪酸は、摂りすぎることで、生活習慣病のリスクを高め、健康に悪影響を及ぼすものがあるとして、先進国の中には、
トランス脂肪酸の含有濃度の表示を義務付けたり、
部分水素添加油脂の食品への使用を規制するなど、
規制を導入する国は、近年増加しています。
WHO(世界保健機関)も、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%以下のするよう勧告をしています。
このように、トランス脂肪酸を摂取することの身体への悪影響を考えると、植物油脂を多く使用し、トランス脂肪酸を含むラクトアイスは食べないほうが良いということになりますが、実は、内閣府食品安全委員会の調べたトランス脂肪酸の含有量の調査によると意外な結果が出ています。
内閣府食品安全委員会「食品に含まれるトランス脂肪酸の評価基礎資料調査報告書/財団法人 日本食品分析センター」引用
この調査によると、種類によっては、ラクトアイスよりもアイスクリームの方がトランス脂肪酸の量が多いという結果が出ているのです。植物油脂の添加が認められていない「アイスクリーム」ですが、実は乳製品には天然由来のトランス脂肪酸が含まれています。
水素添加され化学合成されたトランス脂肪酸に比べると、天然由来のトランス脂肪酸は健康リスクがないという情報もありますが、その一方で、農林水産省のホームページには、
「油脂の加工・精製でできるトランス脂肪酸と天然にあるトランス脂肪酸では、健康に及ぼす影響に違いがあるのか、また、たくさんの種類があるトランス脂肪酸の中で、どのトランス脂肪酸が健康に悪影響を及ぼすのかについては、十分な科学的情報がない」
引用:農林水産省HP~『すぐにわかるトランス脂肪酸』
と掲載されており、
種類にかかわらず、アイスクリーム類には、体に悪影響を及ぼす可能性のあるトランス脂肪酸が含まれている可能性があるので、食べすぎには注意したいものですね。
以上、それらを踏まえて、おすすめの無添加アイスをご紹介したいと思います。
おすすめの無添加アイスクリーム類
シャトレーゼ 八ヶ岳契約牧場しぼりたて牛乳バー
- 価格:367円(税込)・70円(税込)/1本
- 内容量:62㎖
- 消費期限:購入日から 2年
ミルク風味豊かなコクのあるなめらかなミルクアイスクリームバーです。
余計な添加物は使われていません。
八ヶ岳高原の牧場で飲む新鮮な生乳のような自然なコクと、すっきりとした後味を楽しめます。
濃厚なミルク味は、かなりおススメですよ♪
シャトレーゼ 八ヶ岳契約牧場しぼりたて牛乳バー宇治抹茶
- 価格:367円(税込)6本入・ 70円 (税込 75円)/1本
- 内容量:62㎖
- 消費期限:購入日から 2年
宇治抹茶をブレンドのミルクアイスクリームバーです。
牛乳本来のおいしさを大切に、余計な添加物は使っていません。
香り高い2種類の宇治抹茶を使用。抹茶本来の上品な香りと牛乳本来の風味、コクを楽しめます。ミルクの甘さとほろ苦さが絶妙です♪
シャトレーゼ 八ヶ岳契約牧場しぼりたて牛乳バー珈琲
- 価格:367円(税込)
- 内容量:62㎖
- 消費期限:購入日から 2年
珈琲フレーバーのミルクアイスクリームバーです。牛乳本来のおいしさを大切に安定剤・乳化剤・着色料などの添加物は不使用。
キリマンジャロ豆100%の上品な香りと、牛乳本来の後味を楽しめるアイスです。
コーヒー牛乳みたいでおすすめです♪
シャトレーゼ 八ヶ岳契約牧場しぼりたて牛乳バーいちご
- 価格:367円(税込)
- 内容量:62㎖
- 消費期限:購入日から2年
あまおう苺果肉(果汁果肉中16%)が入ったミルクアイスクリームバーです。
余計な添加物は使われていません。
甘酸っぱい苺の酸味と、コクがありながらすっきりとしたミルク本来の風味を楽しめます。
ミルクと苺の組み合わせに間違いないです!!
シャトレーゼ 和菓子アイス 十勝あずき
- 価格:367円(税込)本体価格 70円 (税込 75円)/1本
- 内容量:65㎖
- 消費期限:購入日から2年
あずきの深い味わいが楽しめる「十勝あずきアイスバー」です。添加物は不使用。素材のおいしさをそのまま味わえます。
まろやかでやさしい甘さのあずきの風味豊かな味わいを楽しめます
粒餡のあずきをたっぷり混ぜこんだアイスバーですよ♪
クロエズポップ オーガニックアイスキャンディー特価977円(税抜)
通常1898円のところ、977円になってました!!マンゴー味とストロベリー味が楽しめるまるごとフルーツのアイスキャンディです!すべて有機素材で、シンプルな原材料にこだわってます!しっとりした甘さのマンゴー味と甘酸っぱいストロベリー味がそれぞれ10本で合計20本入り!フルーツをそのまま凍らしたようなナチュラルな甘さでとっても美味しい、後味あっさりの爽やかアイスキャンディーです♪
井村屋 オーガニックあずきバー 798円(税抜)
井村屋の世界一かたいといわれる「あずきバー」!!そのオーガニックバージョンがコストコに新登場です!6本入りケース×2つで12本入り!有機原料(小豆、砂糖)を作った有機JAS認定のあずきバーは数量限定販売品です。
Haagen-Dazs グリーンティー
- 価格:280円(税込)
- 内容量:110㎖
- エネルギー:287㎉
開発に7年の歳月をかけた「グリーンティ」です。
石臼で丁寧に挽いた抹茶のコク深い味わいを楽しめます。
茶葉は新芽だけの「初摘み茶葉」苦みや渋みを出すために二番茶を少し加えたオリジナルブレンド
クリームに負けない濃厚な旨味に渋みがバランスよく加わった美味しさです。
Haagen-Dazs リッチミルク
- 価格:280円(税込)
- 内容量:110㎖
- エネルギー:287㎉
ミルク本来の味わいが楽しめる「リッチミルク」です。
厳選したミルク、卵、砂糖のシンプルなレシピは、ミルクのコクがありながらもさっぱりとした後味。
乳牛が食べる牧草にまでこだわったリッチなミルクの美味しさです。
Haagen-Dazs ストロベリー
- 価格:280円(税込)
- 内容量:110㎖
- エネルギー:236㎉
完熟ストロベリーの果肉と果汁をぜいたくに使った「ストロベリー」です。品種探しに3年の歳月をかけたこだわりのイチゴは、味がとても濃く、香りも華やか。甘味・酸味・色味・食感のバランスが絶妙です。濃厚なクリームと果実本来の風味や食感がしっかり活きています。
Haagen-Dazs マカダミアナッツ
- 価格:280円(税込)
- 内容量:110㎖
- エネルギー:297㎉
リピート購入が多いフレーバー「マカダミアナッツ」です。濃厚で奥深い味わいのバタースカッチと香ばしいマカデミアナッツが絶妙な相性です。クリーミーなアイスクリームの中に、マカデミアナッツのカリッとした独特な食感!!ハマる人続出も頷ける美味しさです♪
Haagen-Dazs ラムレーズン
- 価格:280円(税込)
- 内容量:110㎖
- エネルギー:257㎉
アルコール分0.7%!!ちょっと大人な「ラムレーズン」です。香り高いラム酒とラム酒に漬け込んだカリフォルニア産レーズンの濃厚で贅沢な味わいを楽しめます。食べた瞬間から、華やかなラム酒の芳醇な香りと濃厚なミルクの風味が口の中に広がります。
Haagen-Dazs 濃厚ロイヤルミルクティ
- 価格:280円(税込)
- 内容量:110㎖
- エネルギー:249㎉
紅茶の濃厚な味わいと芳醇な香りを楽しめる「濃厚ロイヤルミルクティ」です。
厳選アッサム茶葉の香りと豊かに広がるミルクのコク!!
紅茶の味と香りを同時に楽しめる高級感漂うアイスクリームです♪
久保田アイス お試しセット
- セット入数:8個セット
- セット内容:カップアイス(バニラ・抹茶・ラムレーズン )、アイスキャンデー(苺・すもも ・柚子・バナナ・あずき)
久保田アイスがはじめてのお客様におすすめの定番アイスセットです。
バニラビーンズ使用の本格バニラ 、抹茶、ラムレーズンのカップアイスは添加物を使用していないので、食べた後に喉が乾かないスッキリとしたあと口が特徴です。高知県産の苺・柚子・すももをまるごと使用し造り上げたフルーツアイスキャンデーは、果実そのままの美味しさが楽します。そのほか、有機バナナ使用のバナナアイスキャンデーや自社紅葉で丁寧に炊いた十勝小豆餡の和風アイスキャンデーも久保田アイス自慢の商品で、かなりおすすめです。
まとめ
以上、おすすめのアイスをご紹介いたしました。一般スーパーでも購入できますので、買い物前の参考にしていただけたら幸いです。
今回ご紹介した内容は、YouTube無添加生活チャンネルでもご紹介していますので、あわせてごらんください。
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